健康面での後悔 第1位 『口の中の健康』
55〜74歳対象に「健康面で後悔していること」のアンケート結果に、第一位「歯の定期検診を受けておけばよかった」が挙がっています。食の楽しみがなくなった、見た目が悪くなった、喋りにくくなったなど、理由は様々です。歯の健康は人生の質を大きく左右することは、失って気づく事が多いものです。今さら定期検診なんて…という方も、遅すぎることは全くありません。いま一度、予防の仕方を見直してみませんか?
(引用:PRESIDENT 2012年11月12日号)
定期検診・ホームケアの必要性
歯周病の原因となる歯石や、細菌のかたまりであるバイオフィルムはブラッシングで落とすことはできません。歯石は唾液に含まれるカルシウムなどが沈着してできるため、歯みがきをきちんとしている方でも必ず沈着してきます。口腔内の健康を保つためには3〜6ヶ月ごとのメンテナンスが必要になります。ただし、歯科医院で行えるメンテナンスは年間365日のうちの3〜4日程度にしかすぎません。何より日常のブラッシングが重要となります。
予防に関する様々なデータ
平均喪失歯数
20〜34歳
45〜54歳
国民平均
1.76本
6.12本
メンテナンスを16〜20年行った方
0.31本
1.29本
※国民平均は歯科疾患実態調査より推測値
※参考:日吉歯科診療所の公開データ(2008年)
永久歯のむし歯経験歯数(DMFT)
12歳時点
20歳時点
国民平均
1.7本
6.7本
定期検診あり
0.1本
2.7本
5歳以前からの定期検診あり
0.2本
1.1本
※国民平均は歯科疾患実態調査より
※参考:日吉歯科診療所の公開データ(2008年)
むし歯のない者の割合
12歳時点
20歳時点
国民平均
48.8%
7.7%
定期検診あり
93.2%
57.6%
5歳以前からの定期検診あり
91.9%
73.3%
※国民平均は歯科疾患実態調査より
※参考:日吉歯科診療所の公開データ(2008年)